米国で働く人は必見!確定拠出年金401K!
HELLO!
本日は401Kに関してです。
お金を効率よく増やしたい人や、
老後に少しでもお金を貯めたい人は、
必見です!!
米国では退職後の生活資金として使うために、
働きながら給与から一部のお金を天引きして、
積み立てて、運用しながら増やして、
59.5歳になったらおろして使えるという
企業年金制度があります。
自分自身も2015年くらいから
はじめており、現在もやっております。
401Kの良い点は以下です。
①大概の会社は数パーセントまで、
拠出する金額をマッチしてくれる!!
例えば毎給与ごとに100ドルを
従業員が天引きして積み立てる場合、
会社側も100ドルを出してくれます。
その後は自分のお金なので、
実質タダでこのお金をもらえます。
例えば
1度の給与で2000ドルもらっている人の場合、
その3%を天引き積み立てするよう設定した場合、
積み立て額は2000ドルX0.03で60ドルです。
60ドルは自分のお金から積み立て、
もう60ドルは会社側が出して、
計120ドル分が自分の401口座に入ります。
米国では給与は2週に1回なので、
年間で60ドルx26回=$1560を
より多く給与としてもらうの実質一緒です。
会社によってMAX何パーセントまで
はマッチすると定めているので、
これはHRや総務に確認した方が良いです。
一般的な米国企業は給与額面の
3%-5%までとかが多いです。
いずれにせよ超簡単に
実収入を増やす技なので
会社がマッチしてくれる分は、
絶対401Kで積み立てるべきです!!
②給与から拠出した場合は、
その額は所得税対象になりません。
例えば上の例でいうと、
毎給与2000ドルの人は
年俸が52000ドルになりますが、
3%を拠出した場合年間で、
52000x0.03=1560ドルに
なりますが、この1560ドル分は
非課税となります。
所得税は州によって違いますが、
例えば連邦と州で20%くらい税金で
かかると仮定で、1560x0.20=31.2ドル
が節税されます。
③401口座で運用して増やしたお金の
キャピタルゲインは非課税!!
給与から天引きして積みたてた
お金は株式や債券などを買って
運用することができます。
運用のオプションやバリエーションは
自分の会社が契約している401K管理会社
でまちまちなのですが、
少なくともS&P500と連動する、
インデックスファンドなどを買うことは
どこでも出来るはずです。
仮に10年前から401Kに拠出したお金を
S&P500連動ファンドに入れた場合、
毎年上記の%で増やすことができたわけですが、
通常の個人証券口座だと、
勝った(利益確定)金額に対して、
キャピタルゲイン税をいうものがかかります。
普段からの収入などによりますが、
ざっくり20-40%取られます。
1000ドル勝って400ドル取られたら
嬉しさ半減ですよね。
401Kの凄いところは、
どんなに勝ってもキャピタルゲイン税
は取られないんです。
ですので通常口座を比べて
かなり効率よくお金が増やせます。
以上がメリットです。
まとめると、
①会社からもらえる金が増える
②拠出分は所得税控除で節税
③積み立て運用する資金はキャピタルゲイン税免除でさらに節税
超いいとこ尽くしですね!
他に401Kの重要ルールが以下の通りあります。
④年間で拠出できる限度額がある。
非常に効率良い資産運用なので、
年間$19,500が上限です。
下限はありません。
ちなみに2022年から$20,500に
$1000上がる様なので、MAX入れたい人は、
会社に拠出額変更申請が必要です。
⑤59.5歳になるまで下ろせないです。
59.5歳になる前におろした場合は
下ろした金額に対して10%課税がかかります。
上記ペナルティーを免除できる条件が幾つかあります。
A.初めて家を購入する際
B.大学等の学費に使う場合
C.自分が死亡した場合 等
ここの詳細は税理士に確認されることお勧めします。
⑥59.5歳を超えて下ろした際は、
その金額がその年の収入として
カウントされるので所得税対象となる。
大体このくらいの年になったら
引退する人も多いので、引退した場合
会社からの収入は無くなるので
所得税率も比較的低いはずです。
毎年その年の収入額の高さで税率が決まるので
以上3点が大きなルールです。
いかがでしょうか?
自分も最初は訳が分かってなく、
貯金もろくに出来てなかったので、
はじめたのは30台半ばでしたが、
今思い返せば少額でも良いので、
もっと早く始めたかったと正直思います。
一度入れてしまったお金は原則引き出し
出来ないので怖い分ありますが、
途中から救出額を変更することは
できるので家内のキャッシュフローが
しんどい時はいったん会社へ
依頼して救出額を0ドルにすることも可能です。
とにかく通常の証券口座を開いて、
資産運用するより、
有利な条件が揃いまくっているので、
投資のメイン目的がリタイヤ後の資金
と考えている人はまずは401Kに
上限MAX入れて行くことを目指すのが
が基本セオリーとなっています。
そこまで行きついたら、
IRAに関しては次回書きます!!
それではHave a super happy weekend!